就活の証明写真で大切なメイクのポイントをプロが徹底解説!
【目次】
- はじめに
- 普段メイクの“ベースメイク”とは?
- ベースメイクにおける普段メイクと就活用証明写真のメイクとの違いは?
- 普段メイクの“眉メイク”とは?
- 眉メイクにおける普段メイクと就活用証明写真のメイクとの違いは?
- 普段メイクの“アイメイク”とは?
- アイメイクにおける普段メイクと就活用証明写真のメイクとの違いは?
- 普段メイクの“チーク”とは?
- チークにおける普段メイクと就活用証明写真のメイクとの違いは?
- 普段メイクの“リップメイク”とは?
- リップメイクにおける普段メイクと就活用証明写真のメイクとの違いは?
- まとめ
はじめに
就活生の皆さん、ESや履歴書に添付する証明写真は撮り終わっていますか?
就活用証明写真には本人確認という重要な役割と、パッと写真を見て印象を判断できる効果があります。
容姿で内面まで判断されるわけではありませんが、証明写真で好印象を掴んで損なことは1つもありません。
写真で好印象に見せるために大切なのは、“就活で好まれるメイク”で撮影することです。
そこで今回は、「普段のメイク」と「就活証明写真用メイク」の違いやポイントをプロのヘアメイクが徹底的に解説します!
普段メイクの“ベースメイク”とは?
ベースメイクの効果は2つあります。
- ① 外的要因から肌を守る効果
1つ目は紫外線やホコリ、花粉などの外的要因から守る効果です。
ベースメイクをすることでそういった肌に悪い物質からお肌を保護します。
- ②カバー効果
2つ目はメイクによるカバー効果です。
お肌のコンプレックスをしっかりとカバーします。
人の目でみて、ナチュラルで素肌が美しく見えるように仕上げることがポイントです。
ベースメイクにおける普段メイクと就活用証明写真のメイクとの違いは?
就活の証明写真用のベースメイクで重要なことは、写真から企業に対して「意志がある」印象を持たせることです。
赤みやくすみ・できものなどをカバーし、さらにより立体感を出すようなメイクをするのが望ましいでしょう。
撮影時は普段メイクよりしっかりめで、少し濃いかな?と思うくらいのベースの仕上がりでも問題ありません。
ストロボ(照明)の光によって、写真での肌の色味が薄く映ることがあるためです。
就活の証明写真のメイクにおけるベースメイクの理想の仕上がりは?
就活の証明写真のベースメイクの理想は、元気がなさそうに見えるクマや、不健康な印象を与えそうな箇所がしっかりとカバーされていることです。
目鼻立ちがシャープに見えるとメリハリがあり洗練された顔つきになります。
ノーズシャドウやシェーディングも薄く施されていると良いでしょう。
就活の証明写真のメイクにおけるベースメイクのポイントとは?
理想の仕上がりに近づけるためのポイントをご説明します。
ポイント1 肌よりも明るすぎない色味を選ぶ
ストロボ(照明)で飛んで白すぎる顔の写真になってしまうからです。
白すぎる顔は、血の気のない不健康な印象を与えてしまいます。
ポイント2 コンシーラーで気になるところはしっかりカバーする
クマやニキビといった肌トラブルをそのままにすると、悪目立ちしてしまい印象を下げる原因になります。
就活証明写真メイク=身だしなみの一つ。
相手に不快感を与えないメイクに仕上げることを心がけましょう。
ポイント3 軽くノーズシャドウとシェーディングを入れる
証明写真の撮影時には「シェーディング」や「ノーズシャドウ」をいれましょう。
メリハリのある立体的な顔をつくり出せます。というのも、証明写真の照明はファッション誌のようなライティングよりも弱いです。
そのため、立体的に見えるようなメイクを施す必要があるのです。
ただし、不自然な顔立ちに仕上がることがあるので、やりすぎには注意が必要です。
普段メイクの“眉メイク”とは?
眉メイクにも効果は2つあります。
- ① 眉毛を左右対称に仕上げ、顔全体のバランスをよく見せること
眉毛がもともと左右対称に生え揃っている方は少ないです。
足りない箇所を埋めてあげる必要があります。
眉毛の高さや太さ、長さを揃えることで美しい眉毛を実現できます。
- ② 顔の印象を決定すること
眉毛は顔の印象を大きく左右する重要なパーツです。
例えば、下がり眉毛は困ったような印象、つり上がった眉毛は怒っているような印象を受けることはありませんか?
眉毛のイメージを変えるだけで顔の印象が変わり、「なりたい自分」を演出することが可能になります。
眉メイクにおける普段メイクと就活用証明写真のメイクとの違いは?
普段のメイクではそれぞれ好きなように眉毛を描いきますが、就活メイクにおける眉毛にはある程度正解の“フォルム”があります。
就活における眉毛メイクはあくまでも身だしなみとしてのメイクです。
個性を出さずに綺麗に整えるのが良いでしょう。
この後詳しく説明します。
就活の証明写真のメイクにおける眉メイクの理想の仕上がりは?
就活の証明写真のメイクにおける眉メイクは、平行な眉毛よりも眉尻が少し上がった標準的なアーチ型が理想的です。
平行眉毛は子供っぽく見えたり、顔に表情が生まれにくいフォルムで、就活証明写真にはあまり向きません。
眉尻をキュッと上げて角度をつけることで、「意思のある」かっこいい眉毛に仕上がります。
就活の証明写真のメイクにおける眉メイクのポイントとは?
ポイント1 パウダーとペンシルの両方を使って、丁寧に仕上げること
ペンシルのみでメイクした場合、ぼかしづらくペタッとした仕上がりになってしまいます。
このように仕上がると、眉毛が強調されて顔全体のバランスを崩してしまう可能性があります。
また、パウダーのみでメイクした場合は眉毛が生えていない部分にアプローチしにくいです。
自然な眉毛に仕上げるためには、アイブロウペンシルとパウダーの両方使うのがおすすめです。
ポイント2 眉尻を引き上げ、ペンシルで丁寧に仕上げること
眉尻を引き上げるようにペンシルで仕上げると、キリッとした意思の感じられる眉毛を表現できます。
眉毛のフォルムが少し変わるだけで、印象も大きく変わります。
丁寧かつ慎重に眉尻を描いていきましょう。
角度はもちろん、眉全体の長さ・太さにも注意しましょう。
ポイント3 眉頭はパウダーでふんわりのせ、左右対称に調節すること
眉毛の隙間を埋めて、色ムラなく仕上げることができます。
左右で眉毛の色や濃さが異なっていると、不自然な印象を与えます。
ふんわり左右対称に仕上げることを意識しましょう。
普段メイクの“アイメイク”とは?
アイメイクにも2つの効果があります。
- ① 目を強調することができる
アイライナーやアイシャドウを使用することで、目がくっきりしたり、彫りを作ったりすることができます。
目を大きく見せることで、目力をアップさせることができます。
- ② 印象を変えることができる
アイラインの引き方、アイシャドウの色味やラメ感の組み合わせで目元の印象は大分変わります。
自分の好きな色味やアイラインの引き方などで「なりたい自分」を演出することができます。
アイメイクにおける普段メイクと就活用証明写真のメイクとの違いは?
アイメイクはあくまでも身だしなみ。就活の証明写真においては、アイメイクで個性や自分らしさを表現する必要はありません。
ナチュラルに仕上げることを意識してください。
相手にアイメイクをしていることがわからないくらいに自然な仕上がりになっているのがベストです。
ただし、ブライダル業界やエアライン業界はアイメイクを「している感」を出しても問題ありません。
華やかさを求める業界ゆえに必要な場合もあります。
就活の証明写真のメイクにおけるアイメイクの理想の仕上がりは?
濃い印象がなく、ぱっちりとしていて意志が感じられる目元に仕上げることです。
就活証明写真で求められる清潔感や誠実さを損なわないようにしましょう。
就活の証明写真のメイクにおけるアイメイクのポイントとは?
それでは理想的な就活証明写真アイメイクに近づけるためにはどうしたら良いのでしょうか?
気をつけてほしいポイントを3つご説明します。
ポイント1 ハイライト色のラメ感は抑えめなものを選ぶこと
目がキラキラしすぎていると派手で悪い印象を与えかねません。
ラメ感が無いもの、または抑えめなものを選ぶようにしましょう。
就活証明写真ではおしゃれ目的のメイクではありません。
アイシャドウは、ラメは抑えめで艶っぽいものか、マット寄りなもので大人っぽい仕上がりを目指してください。
ポイント2 アイラインはまつ毛の隙間を埋める程度の細さでOK
証明写真だからとアイラインをがっつり引くと、セクシーな目元に仕上がって良いイメージに繋がりません。
ナチュラルな目元とは程遠くなるので、アイラインの太さはまつげの隙間を埋めるくらいの細さにとどめましょう。
まつ毛の隙間を埋めるだけで、かなり目がぱっちりとして見えるのでご安心を。
ポイント3 ビューラーは上げすぎないようにする
証明写真でも、まつ毛を大げさに上げればキツい印象になります。
まつ毛はバサバサと派手にならないように上げすぎず、丁寧に仕上げること。
普段メイクの“チーク”とは?
チークによってその人の顔全体の印象を変化させることができます。
チークの種類、色味、ツヤ感などは多岐に渡ります。
それらの組み合わせたチークによって相手に与えるイメージが変化します。
日焼けっぽく見せるチーク、健康的に見せるチーク、女性らしく見せるチークなど「なりたい自分」に合わせて選ぶことができます。
チークにおける普段メイクと就活用証明写真のメイクとの違いは?
就活メイクにおけるチークは血色をよく見せることが一番の目的です。
チークが濃すぎると派手な印象や幼稚な印象を与えてしまいます。
ナチュラルに入れ込むことが大切です。
就活の証明写真のメイクにおけるチークメイクの理想の仕上がりは?
就活の証明写真のメイクにおけるチークメイクの理想は、直接鏡でみると少し濃く感じられるくらいの仕上がりがベストです。
チークをのせる位置も大切で、広範囲でなく頬部分にのっているようにしましょう。
しっかりぼかしこまれていて、健康的に見えるチークメイクに仕上げましょう。
就活の証明写真のメイクにおけるチークメイクのポイントとは?
ポイント1 色味は血色感に近く肌馴染みがいいものを選ぶこと
就活チークメイクは健康的な血色感が最も重要です。
悩んだらコーラルピンク・オレンジベージュのどちらかの色味であれば間違いありません。
自分に肌色に合う色はどちらなのか確認しておくと良いでしょう。
ポイント2 引き上げるようにのせること
チークを引き上げるようにのせることで、真横よりもシャープできりっと洗練された印象になります。
ニコッとした時に一番高い頰から耳上の方へチークをのせるイメージです。
ポイント3 境界線をしっかりぼかしこむこと
証明写真においてチークメイクは、わざとらしく見えるのはよくありません
変にチークが目立ち写真から良い印象を与えられなくなります。
チークをのせた後は、何もついていないブラシでしっかり境界線をなぞるようにぼかすと自然に仕上がりますよ。
普段メイクの“リップメイク”とは?
唇は女性らしさの象徴であり、メイクの中でも印象が大きく変わるパーツです。
「フェミニン」「クール」「ヘルシー」などの印象を色味や質感をもって演出できるメイクパーツです。
リップメイクにおける普段メイクと就活用証明写真のメイクとの違いは?
就活におけるリップメイクは、「誠実そうであること」「上品であること」「洗練されていること」が当てはまる印象を出せればOKです。
つまり、就活の証明写真のメイクでは、官能的なレッドやツヤ感のあるグロスなどは使用しない方が無難です。
肌馴染みの良い色味を使ってメイクをした顔全体に「なじませる」ことが正解だといえます。
就活の証明写真のメイクにおけるリップメイクの理想の仕上がりは?
就活の証明写真のリップメイクの理想は、清潔感があり上品な唇に仕上がっていることです。
具体的には、
- ・唇全体が乾燥しているように見えない
- ・適度なツヤと血色感がある
- ・塗りハゲやはみ出しがない
ことが挙げられます。
血色感とツヤ感で女性らしく、乾燥していない唇で健康的な印象を与えられます。
就活の証明写真のメイクにおけるリップメイクのポイントとは?
ポイント1 赤みの少ない色を選ぶこと
元の唇の色が濃い人や顔立ちがはっきりしている人は、濃い赤がよく似合う傾向があります。
しかし、証明写真で口元を赤くしすぎると他の就活生と比べて目立ってしまいます。
少しマットな質感でもいいのでベージュよりなものを選ぶことがおすすめです。
ポイント2 はみださないように丁寧にぬること
オーバーリップは色っぽいセクシーな印象を与えます。
そのため、就活においてはもちろん、証明写真の撮影時にもオーバーリップは厳禁です。
リップをそのまま塗るのが苦手な人は、リップブラシを使うことをおすすめします。
はみ出しや塗りハゲも防ぐことができますよ。
リップがはみ出した場合は綿棒で拭うようにしましょう。
ポイント3 歯紅しないよう、適量をぬること
たくさん塗ると、口の形によってはリップが前歯についてしまうことがあります。
自分では気づかないことも多いので、撮影に入る前に鏡でよくチェックしましょう。
証明写真だからと多めに塗ることがないよう、リップの量には十分気をつけましょう。
まとめ
濃くやりすぎなメイクや個性的なメイクは、就活証明写真メイクには不適切です。
就活証明写真メイク=身だしなみ。顔全体のバランスを考えながら、ナチュラルに仕上がるようにしましょう!
就活の”証明写真”を撮影するときのメイクで注意して欲しい点は、“ストロボ(照明)の光”でした。
色味が薄まったり、不健康に見える原因になることがあります。
証明写真を撮るときのメイクは実際に説明会や面接会場へ行くときよりも、しっかりめにメイクをするようにしましょう。
就活という勝負の鍵となる「証明写真」のメイクを自分でやるのは自信がない、という方は就活の証明写真が撮影できる写真館やスタジオで、プロのヘアメイクさんにメイクしてもらうことをお勧めします。
撮影用メイクを上手に施して、証明写真で好印象をゲットしましょう!
下記の記事もご覧になっています