就活証明写真に適した髪色は何色?ヘアカラー時の注意点をプロが解説
【目次】
はじめに
「就活を始めるから黒髪にしないと!」と話す学生多いですよね。
最近では好きな髪色・髪型で就活をしようという動きも見られますが、黒髪以外はやはり少数派です。
そして「就活が本格的に始まる頃に黒染めしたらいいや…」と思っている就活生が多いですが、それでは少し遅いかもしれません。
なぜなら就活をスタートするにあたって『就活証明写真』を用意しなければならないからです。
多くの企業は書類選考の段階、最近では就活サイトの登録ページでも必要となります。
ギリギリになって慌てて就活証明写真を撮影すると後から後悔することも多いです。
余裕を持って素敵な証明写真を用意しましょうね。
さて、今回の記事ではそんな就活証明写真の髪色について説明をしていきます。
就活証明写真にふさわしいヘアカラーは何色が正しいのか、カラー時の注意点などを詳しく解説していきます!
就活証明写真にふさわしいヘアカラー(髪色)は何色?
就活証明写真にふさわしいヘアカラーは何色だと思いますか?きっと多くの人が“黒”を思い浮かべたでしょう。
しかし、黒と言ってもいくつかの黒髪があります。例えば明らかに染めたとわかる黒、または元々地毛の黒の色素が薄く光の当たり具合では明るい色に染めたように見える黒、もあります。
ですから色だけで判断するのではなく、「明度はどれくらいまでOKなのか」「もし色味を入れるとしたらどれくらいまでOKなのか」が重要ポイントになります。
「何色がベストなのか」というよりは、髪の明度を重視し判断した方が良いのです。
①明度は5ー7レベルが理想
就活証明写真は黒がいいからと思っていても、黒に染めすぎて明らかに暗すぎる黒になってしまうと不自然ですし、あくまで自然なヘアカラーになることが理想です。
ヘアカラーはスケール表によって、数字で明度の表記がされています。美容室に必ず置いてあるかと思います。
暗すぎる黒は3−4レベル(白髪染めと同じくらい)、「色味」を感じるのは9レベルから、と言われています。
不自然にもならず、ある程度黒く感じるのは5−7レベルです。
ただし、過去にブリーチなどの明るいカラーをしていたり、黒染めをしている方は、この番手で染めても違う仕上がりになってしまうことがあるので、美容室で相談されることをおすすめします。
②色味は赤みにも青みにもよっていない純粋な「ダークブラウン」
市販のカラー剤でも「黒」という色味がありますが、こちらを使用した場合は記述の通りの不自然に近い「真っ黒」な仕上がりになります。
真っ黒だからとただちに印象が悪くなることはほとんどありませんが、「黒染めしている」ということは他者からみてもわかりやすいです。
もっとも自然に黒に近い色味になるのは「ダークブラウン」。ブラウンの色味でも「赤より」「青より」といった系統がありますが、どちらにもよっていない彩度の低い「ブラウン」という色味を選びましょう。
明度は記述の通り、5-7レベルがおすすめです。
地毛の髪色が茶髪の場合、就活証明写真を撮影するとき黒染めは必要?
地毛の髪色が茶髪の場合は、就活証明写真で黒染めが必要と一般的には言われています。ですが、ここでも明度を重視して考えると良いでしょう。
茶髪と言っても日に当たると茶色に見えても、室内だと暗く見えて黒髪のように見えるといった場合、黒染めは必要ありません。
撮影ではフラッシュを焚いて、強い光が当たるので多少明るく写るかもしれません。その場合、写真スタジオであれば、髪色を明るく写したくない旨を伝えて調整してもらいましょう。
室内でも茶色に見え、採用担当者の目についてしまう程の茶色の地毛の場合は、黒染めが必要です。
もし黒に染める場合は、しっかりした黒よりもダークブラウン程度の色にとどめておく方が、仕上がりが自然で黒浮きしにくくて良いです。
地毛が濃い目の茶髪の場合
地毛が濃い目の茶色の場合は、染め直すことも視野にいれなければいけません。
採用担当者はパッと見れば地毛かどうかは分かりますが、もしかしたら染めていると誤解され「第一印象が良くないかも…」と不安に思うこともあるでしょう。
その場合は黒ではなく先ほどお伝えしたダークブラウンに染めるのがおすすめです。
ダークブラウンは、染めたとしても髪に馴染むのが早く、明らかに染めたと分かりにくい色です。
染めた髪を日の光に当てると「染めているな」と分かりますが、地毛が濃い目の茶色の場合はダークブラウンであれば、日の光が当たっても明らかに染めた感じは出にくくなります。
地毛が明るい茶髪の場合
地毛が明るい茶色の場合は、黒く染めることは必須となります。
ダークブラウンで染めると仕上がりが暗めの茶色になることが多く、就活でOKとされるヘアカラーまでたどり着かない可能性があります。
明るめのヘアカラーでも時間を多くおくと色素が入って暗くなるのでは?と思われがちですが、地毛が明るい場合はやや難しいです。
地毛が明るい場合はもともとの色素が薄いので、黒の色味ををしっかり髪に入れても直ぐ黒色が落ちてしまうこともあります。
撮影時のフラッシュによって明るく写ってしまう可能性も考慮して、黒染めをするようにしましょう。
就活証明写真の髪色を黒に染める時の注意点
就活証明写真の髪色を黒に染める時の注意点は、黒く染めすぎないことがポイントです。
就活は「とにかく黒髪ならOK」と勘違いしている人が多いですが、実はそれだけで良いとはなりません。そのため、以下の点に注意しましょう。
①不自然なくらい暗い染料を選ばないこと
就活証明写真をパッと見たときに髪色は黒でも明らかに黒光りしていると、「この子はもともと明るい髪色をしているのかな?」「とりあえず染めてきただけ?」などと、就活に対する姿勢を疑問視してくる採用担当者もいます。
じっくりと真剣に就活証明写真を見る採用担当者はいませんが、だからこそ、パッと見の不自然さが目立ってしまうことがあるのです。
「少し際どい髪色かな…」と思ったら、ダークブラウンで髪染めして黒過ぎない仕上がりを目指し、光によってかなり茶色が目立つ場合は、黒を選んで染めるようにしましょう。
②ムラにならないようにする
美容室でされる場合はある程度大丈夫かと思いますが、市販のカラーで染める場合は、ムラにならないように注意しましょう。
明度が8以上の髪だと、黒と明るさの差がはっきりするので、ムラが目立ちやすくなります。
③放置時間を長くしすぎないようにする
上記の暗い染料と同様に、放置時間を長くしすぎると真っ黒になってしまうことがあります。
黒光りするような黒さは、明らかに不自然です。自分で染める場合は適正の放置時間を確認し、こまめに髪の状態を確認しながら染めましょう。
就活証明写真の髪色はいつまでに染めれば良い?
就活証明写真の髪色はできれば就活証明写真の撮影日1週間前までに染めておくことをおすすめします。
髪を染めると地毛になじんでくるまでに1週間程度かかります。そのため、前日に染めると黒浮きしてしまったり、明らかに染めた感じが出てしまって違和感が出やすくなります。
失敗のリスクも考え、ある程度時間に余裕をもって染めるようにしておきましょう。
ヘアカラーをしてもらう時の注意点
自分でヘアカラーをすることが面倒に感じたり、上手に染められるか不安に感じたりして、毎回美容室で染めてもらっている方は多いのではないでしょうか?
美容室で髪を染める場合は必ず担当してくれる美容師さんに、就活ヘアスタイルであることを伝えるようにしましょう。もちろん美容師さんはプロですから、就活用のヘアカラーにも対応してくれます。
今まで髪色が明るかった人は暗くするのに抵抗があるため、就活証明写真に適さない程の明るいカラーでお願いしてしまうこともあるでしょう。
カラーを選択するのはいいのですが、あらかじめ就活スタイルであることを美容師さんに伝えておくことで色選びのアドアイスがもらえ、後から「もっと暗い色を選べばよかった」と思うこともなくなります。
美容室で染めるのと市販で染めるのとの違いは?
美容室で染めるのと市販で染めるのとの違いは、主に“自然な仕上がりになるか”です。
市販で販売しているカラー剤は最近では発色もよく、染め方によってはきれいに染められる商品が多いです。
ですが、市販のカラー剤は誰でもしっかり染まるように色素が多く含まれています。黒にしようとして市販の黒で染めると思ったよりも黒色が出てしまい、黒光りして不自然さが出てしまうことも考えられます。
美容室では金額が高くなる分、その人の髪に合ったカラー剤を調合してくれるため、肌色に合っているカラーや目的・用途に合ったカラー剤を提案してくれます。
プロの力で就活にふさわしい、自然な仕上がりになることは間違いなしです。それらを考えると、美容室で染めた方がミスが少なく安全とも言えます。
さらに、就活証明写真の撮影だけではなく、就活そのものが長引いてしまい根元が伸びてきてしまった場合、美容室ではリタッチといって根元だけを染めることも出来ます。
地毛が明るめな人は、美容室で染めておくと万が一就活が長引いてしまった時の対処が取りやすくなりますよ。
就活証明写真の撮影に向けてヘアカラーをするのにおすすめのヘアカラー専門店
おすすめのヘアカラー専門店をご紹介します。「美容室で染めたいけれど値段も気になる」「本当に就活証明写真向けのカラーにしてくれるのか心配」になる気持ちもよくわかります。
ヘアカラー専門店ではよりあなたに合ったカラーを提案してくれるので、就活証明写真スタイルにもばっちり対応してくれますよ。
ヘアカラー専門店【fufu】
ヘアカラーの値段がロングでも4400円と破格なので、就活で何かとお金が飛びやすい中でもカラーをしやすいと言えます。
ショートヘアは3400円ですので、美容室に行くよりも良心的。時間も60分で施術が完了するので、時間に余裕がない場合も立ち寄りやすいです。
基本は予約優先ですが、予約なしでも来店可能ですのでお店を見つけたら飛び込んでみるのもありかもしれません。
ヘアカラー専門店 クイックカラーQ
店舗数、客席数が日本一というクイックカラーQは、早くて安くてきれいをモットーにしています
施術も40分からと大変短く、時間がない時でもカラーをお願いしやすいです。1つ注意点としては、最後のブローは自分ですること。その分安く済むと思えばうれしいですね。
気になる金額は全体染めが2900円!しかもロング料金なしなので、ロング料金がかからないところを探している人にもおすすめ。
ヒアルロン酸や加水分解コラーゲン配合のカラー剤なので、髪にも優しくつやをキープできるのもポイントです。
ヘアカラー専門店 SPEEDY
ヘアカラーとトリートメント専門店なので、カラー剤にはこだわりをもっています。そしてシャンプーもカラーリストの手で丁寧にやってもらえるので、安いのに丁寧な施術に満足すること間違いなし!
全体染めは3600円ですが、鎖骨からバストラインの長さの場合はプラス500円、それ以上はプラス1000円となるので、ロング料金を気にする人には少し気になるところかもしれません。
ですが時間は1時間程度で終わるので、シャンプーもしてもらってカラーもこだわりのカラー剤で施術してもらえることを考えると、安くても髪にこだわりたい人にはおすすめです。
黒染めスプレー(黒彩)を使って髪色をごまかすのはNG?
就活証明写真の髪色をどうしても黒くしたくないと思うこともあるでしょう。その場合は黒染めスプレーを使って一時的に髪を黒くする方法があります。
就活証明写真における髪色は落ちついた暗い色にすることが大切なので、スプレーでもごまかせる場合もあります。しかし使い方によってはムラになり不自然に見えるので注意が必要です。
例えば、髪を束ねた状態でスプレーをすると、束ねている平らな面はきれいに染まりますが、内側までは染まりません。
そのため、下ろしている髪をスプレーで黒くするのはかなり難易度が高く、不自然になりやすいので避けた方がいいです。
就活証明写真で黒染めスプレーを使って髪色をごまかすことは問題ありませんが、面接官に「この子は髪色を一時的に黒く染めているな」と思われると元も子もないので心しておきましょう。
どうしても黒染めスプレーを使う時の注意点
どうしても黒染めスプレーを使う時の注意点は、ワイシャツに黒染めスプレーがつかないようにすることです。
汗をかいてしまうとスプレーで髪につけた色素が落ちてしまいます。そうなるとワイシャツの襟ぐりが真っ黒になってしまうことがあります。
もし黒染めスプレーを使う際は、暑い室内や汗をかいている状態は避けるようにしましょう。撮影前に自宅で染める場合、もちろん水に濡れてしまうとあっけなく落ちてしまうので、天気にも気をつけなければいけません。
まとめ
就活証明写真の髪色は黒と言われていますが、その人の髪色によっては黒で染めない方が良い場合もあります。
自分がどの髪色なのか、地毛の色は就活証明写真においてふさわしいのかを事前に確認し、より自然な髪色にして就活戦線を渡っていきましょう。
下記の記事もご覧になっています